まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

自信をもって(まゆは悪くない)

こんばんは、まゆです。

 

変なタイトルですよね?

自分でもそう思うのですが。

他にうかばなくって。

 

 

カウンセラーさんとのお話しです。

なんども言われたこと。

 

たった13歳、チビでやせっぽちのまゆが、大人の男に襲われたのに。

助けが来るまでの間、ひとりで勇敢に戦って。

女の子の大切なものを、守り切ったこと。

暴力にも恫喝にも耐えて、頑張りきったこと。

 

これはほんとうに、すごいことなんだって。

 

もちろん、守り切れなかったひとが、悪いっていうわけじゃないけど。

これは、普通のひとが思うより、ずっと大変なことで。

よく「死ぬ気で抵抗したら、レイプなんてできない」って言うひとがいるけど。

それは無責任な決めつけでしかないんだって。

 

だから、襲われたことを負い目に思うことなんか、ぜんぜんないって。

まゆに悪いところなんて、ぜんぜんないんだから。

自分で自分のことを守ったことを、誇りに思えばいいって。

「えらかったね」って、自分をほめてあげてほしいって。

 

 

もしまゆが、普通じゃできないくらい、頑張れたのだとしたら。

それはきっと、ママのおかげだと思っています。

 

「あの女の娘だからな。お前もきっと好きもんだよ」

犯人がママのことを、酷いことばで辱めたのは。

きっとまゆの気持ちを折るためだったのだろうけど。

まゆの心は折れたりしなかったです。

 

反対に、絶対に負けちゃいけないっていう。

強い気持ちが沸き起こってきて。

たぶん、普通は出ない力が、出てきたのだと思います。

 

実際、事件のあとしばらくは、自分で動けないくらい。

全身に力がはいらなくって。

それで、体力が回復するまでっていうことで。

結局そのまま、3日間入院させてもらいました。

 

「それは、まゆちゃんがママのことを信じたからでしょ?」って。

カウンセラーさんは言いました。

 

もしあの時「そうか。ママはそんな女だったんだ」って思ってたら。

犯人の思うつぼで、心が折れてしまっていたのだと思います。

 

でも、その時まゆの心は怒りの気持ちでいっぱいになって。

「ママはそんなんじゃない!まゆもそんなんじゃない!」って。

その気持ちが支えになって、まゆを守ってくれたんだって。

 

お話しをしていく中で、ママに対する気持ちが。

それまでよりも、ずっと強くなったって言うか。

ママがまゆにとって、どんなに大切なひとなのかっていうことを。

確かめることができたのかな?って思っています。

 

こういう風に書くと、わりと簡単に。

事件のことを、克服できたみたいに見えるかも?ですけど。

2年生のあいだは、一度も学校には行けませんでした。

 

事件のことをだれかが知ってるんじゃないか?って。

自分はどんな風に見られているんだろう?って。

たとえだれも知らなかったとしても。

なんで学校を休んでたの?って。

 

3年生になって、どうやって学校に戻ったのか?は。

説明が難しいのですけど。

支援者の方が、学校に働きかけてくれて。

クラスの編成から、手伝ってもらって。

ほんとに、ようやくっていう感じでした。

 

そして、それは結局は必要なかったのだけど。

もしも「まゆちゃんって、レイプされたんだって?」って言われても。

「襲われたけど、ちゃんと戦って、犯人を撃退したんだよ」って。

言える気持ちを、持てるようになってから。

 

ほんとに言えたかどうか?はわからないのですけどね。

でも、そんなまゆのことを助けてくれる、友だちとの関係ができたから。

また、学校に行けるようになったっていうのが。

簡単な言い方だけど、ほんとうの答えかな?

 

 

今、思うと。

まゆは、いろんな意味で。

運がよかったのだと思います。

 

もちろん、襲われたことは悲劇だけど。

助かったのには、たくさんの幸運があったと思います。

 

いつもは必ずかける、鍵をかけてなかったこと。

隣のおばさんがたまたま(普段はパートに出ている)家にいて。

異変に気が付いてくれたこと。

きっと他にもいろいろ。

 

そのうち、どれかひとつでも欠けていたら。

そう思うと、今でもパニックを起こしそうになります。

 

 

2学期に入ってから。

学校が受験モードになってきて。

宿題がほとんどでなくなったおかげで。

連日、日記を書いていますが。

 

先月末(昨日です)正式に指定校推薦が決まって。

ちょっと気が緩んでいます。(笑)

 

予習復習はちゃんとやっておかないと。

決まったとたんに、評定さがったら。

やっぱり、申し訳ないですもんね。

 

 

だから、今日はこのへんで。

 

 

読みにきてくれたひと、いらっしゃったら。

 

 

ありがとうございます。

 

 

それでは、またね。

 

 

まゆでした。