こんばんは、まゆです。
今日、ママとママの彼氏さんと、まゆの3人で。
晩ご飯を食べに行ってきました。
まゆの進学をお祝いしたいからっていうことで。
けっこういいお店でした。
ママの彼氏さんは、ママより8歳年上。
と言っても、46歳。
まゆのママ、若いからね。笑
でも、その若さで、ある会社の役員をしています。
これは念のために、その会社のHPで確認しました。
失礼かもしれないけど、前のことがあるからね。
まゆが中学2年の時に、ママとお付き合いしていて。
結果的に、まゆをレイプしようとした男も。
ある有名な企業の役職者だって言ってて。
それは、ぜんぜんウソだったからね。
前にもお話ししたかもしれないけど。
彼氏さんは、まだ子どもを授かる前に。
奥さんを病気で亡くしていて。
それから、ずっと独身だって。
それで2年ほど前に、ママと出会って。
お付き合いを続けて、ふたりは再婚を考えています。
なかなか踏み切れないのは。
やっぱりまゆのことがあるから…だよね。
自分がお付き合いしているひとが、娘をレイプしようとした。
これが、ママにとって、どれほどのトラウマになってるか。
まゆにも想像することしかできないのだけど。
ママがいちばん心配しているのは。
ママがパパ以外の男性と、お付き合いして。
結婚するということに、抵抗があるんじゃないか?って。
襲われたことでよけいに、拒絶する気持ちがあるんじゃないか?って。
そうでなくても。
年ごろの娘が、新しい父親を迎えるのは。
すごく抵抗があるんじゃないか?って。
彼氏さんも、そのことはわかってくれているみたいで。
まゆの中に拒否する気持ちがあるのなら、急がないって。
まゆがもっと大人になるまで、待っても良いって。
言ってくれているそうです。
でも、まゆとしては。
まゆが原因で、ママが幸せになれないなんて。
絶対にイヤです。
だから、ママには言ってないけど。
まゆがママの元をはなれて、よその町の大学に行けば。
まゆに遠慮せずに、彼氏さんといっしょになれるんじゃないかな?って。
もちろん、大学を決めたのは、それだけじゃないんだけどね。
まゆが、ここにいるあいだに。
ママが再婚に向けて、進みだしてほしい。
もしかしたら、その気持ちはママも、彼氏さんも。
同じものがあるのかもしれないって。
だから、今日は。
今まで、聞けなかったことも、思い切って言ってしまおうって。
そう、思っていました。
いいひとだってことは、なんとなくわかっているのです。
だから、できたらママといっしょになってほしいって。
だからこそ、ちゃんと話をしなくっちゃって。
奥さんが亡くなったって、まだ彼氏さんが若い時で。
子どももいなかったのに、なぜ再婚しなかったの?
なぜ、ずっと独身でいたの?
彼氏さんが言うには。
なんどか、薦められて女のひととお付き合いしたことがあったのだけど。
ある一線を越えようとすると、奥さんのことが思い出されて。
当時は、前に進めなかったそうです。
それで、そういうことは考えずに、仕事第一できたんだって。
それじゃあ、今は?
今は、亡くなった奥さんのことに、思いは残してないの?って。
もし今でも、その思いを引きずっているのなら。
ママと再婚しても、ママは2番目のひとになってしまうから。
あっ。
こんな直接的な聞き方はしてないですよ。笑
「今でも、奥さんのこと思ってるんですか?」くらいの。
でも、彼氏さん。
まゆの言いたいことは、わかってくれたみたいで。
優しく丁寧に、話をしてくれました。
亡くなった奥さんのことは、思い出としてずっと心に残ってるけど。
今はママに恋をしているんだって。
若い時にあった再婚話の時には、思うことができなかった。
自分はこのひとのことを愛しているんだって、感じられるんだって。
それで、一生いっしょにいたいって。
先の人生に夢をもつことができるようになったのだって。
たぶん、こんな小娘に言うのは。
普通だったら、照れくさいだろうなって、思えることを。
ちゃんと真面目に話してくれました。
ママはその話をききながら、泣いていました。
それから、彼氏さんはまゆに言いました。
こんな中年のおじさんのことを、今さら新しいお父さんだなんて。
思えないでしょ?って。
年ごろのまゆちゃんにとって、そんなの気持ち悪いよね?って。
隠してもしょうがないので、まゆも正直にいいました。
気持ち悪くはないけど、新しいお父さんだと心から思うのは。
今はムリだと思いますって。
もしも、そう思えるとしても。
それは、きっともっとずっと先になってからだと思いますって。
でも、ママの大切なひとなのだっていうことは、わかるし。
ママの新しいパートナーだっていう風には、思えますって。
ちょっと考えたのだけど。
娘が恋人をつれてきて「このひとと結婚したい」って言った時に。
両親はどう思うかな?って。
大切な娘をよその男に取られるって。
でも、娘の幸せのためだったら、その男のひとのことを認めるでしょ?って。
生意気かもしれないけど、それって。
大切なひとを思う気持ちは、おんなじじゃないかな?って。
彼氏さんは「なるほど、ぼくよりもまゆちゃんの方が大人だね」って。
笑って言ってくれました。
「まいりました」って頭をさげて。
やっぱりいいひとなんだって、思えました。
そんな話をいろいろしてから。
「ママのこと、よろしくお願いします」って。
まゆは言ってしまいました。
彼氏さんは「はい。必ず幸せにします」って。
ちゃんと言ってくれました。
よかった。
その後、いろいろ具体的な話もしたのだけど。
今日は、ちょっと疲れたので。
続きはまた今度にします。
読んでくださって、ありがとうございました。
それでは、またね。
まゆでした。