まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

「おとうさん」って呼べるといいな

こんにちは、まゆです。

 

昨晩の日記で、ママの再婚が現実になりそうな。

そんなお話しを書きました。

 

昨日書いたことの後。

現実的なことを、彼氏さんとママと、お話しをしたのですけど。

そのことを、今日は書こうと思います。

 

ママの彼氏さんって言い方。

ちょっと変なので、これからは勇さん(仮名)と書きます。

 

勇さんは次男で、ご両親はおにいさん夫婦と同居されています。

ママのことは、このお正月に帰省した時に、お話しされてて。

ご両親もおにいさん夫婦も、すごいよろこんでくれたそうです。

 

おにいさん夫婦のところは、息子さんがお2人で。

孫娘ができるっていうので、まゆのことも歓迎してくれてるって。

 

ただ、勇さんは「まゆちゃんに確認しないうちに、紹介してしまってゴメン」って。

でも、そうしてくれた方が、ママのこと安心できるから、良かったです。

 

それで、再婚の時期なのですけど。

今後ふたりで生活していく場所とか、他にも準備しなくちゃいけないこととか。

整ってからということなのですけど。

ママが30代のうちには婚姻届けを出したいって。

 

でも、たぶん準備っていうのは。

ママの気持ちの整理のことじゃないかな?

 

ママがこだわっていること。

それは、勇さんとの生活を始めちゃうと。

まゆが帰ってくる場所がなくなるんじゃないか?って。

 

勇さんの方では、ママとのことを真剣に考えはじめたころから。

亡くなった奥さんと住んでいたマンションも荷物も整理して。

今は2DKの賃貸マンションに住んでいるそうです。

 

それで、これから新居を探すつもりなのですけど。

そこには、将来住むか住まないか?は関係なく。

まゆの部屋を作っておいて。

今、まゆの部屋にあるものを、そこに移しておくつもりだって。

 

いっしょに住むのには、抵抗があるかもしれないけど。

もしできるのなら、そこが実家だと思ってほしいって。

どうやら、そうしないと、ママが再婚に踏み切れないみたいなので。

ご厚意は、ありがたくお受けすることにしました。

 

それから、どうしてもって、言われたこと。

今年は学費免除になって、奨学金ももらえることになってるけど。

せめて家賃だけでも、払わせてほしいって。

 

それはまゆのことで、ママの再婚とは関係ないからって。

最初はお断りしたのだけど。

勇さん自身がそうしたいのだって。

 

お友だちや会社の同僚が、娘や息子の進学の事なんかを話してるの。

すごくうらやましかったんだって。

自分も家族のために働いているっていう。

そういう満足を味わわせてもらえないだろうか?って。

遅ればせながら、父親の真似事をさせてほしいって。

 

「出してあげる」って言ってもいいのに。

「払わせてほしい」って言ってくれて。

まゆが反発したりしないようにっていう、心遣いなんだろうなって。

気持ちが動きました。

 

それに、勇さんとママが結婚したら。

当然、家計の担い手は、勇さんになるのだけど。

今の年収から考えて、授業料のことも。

奨学金のことも、基準が変ってしまうのですよね。

 

これは、ママと勇さんの再婚の影響を、まゆが受けるわけだから。

そういうことも含めて、必ず勉強を続けられるように。

ちゃんと生活していけるように。

責任をとるからって、約束してくれました。

 

なんだか勇さんが、頼もしく見えました。

 

昨日の夜、なかなか寝付けなかったのだけど。

その時のことも思い出して。

まゆって、昨日まで、たったひとりで生きていくつもりだったんだって。

だれにも守ってもらえないって、思って生きていたんだって。

 

奨学金の事とかも、ほんとうはすごい不安だったのです。

だって、一生懸命がんばったって。

もしかしたら、成績が落ちちゃって、基準をみたさなくなったら。

奨学金がもらえなくなるかも?なんだし。

他にも、なにが起こるかわからいんだしね。

 

まゆって、ぼ~っとしてるって言われるけど。

心の底は、けっこう張りつめていたのかもしれないって。

 

友だちがよく冗談?で言ってた。

「まゆって、なんか幸薄そうに見えるんだよな」って。

「まゆって健気なんだよね」って。

そういうのが、透けて見えてるのかな?

 

「もう、あんまり頑張らなくてもいいよ」って。

ベッドの中でひとりごとを言いました。

涙があふれてきて、夜中にひとりで泣いてしまいました。

 

頼れるひとができるって、こういう気持ちなのかもしれないって。

 

「パパ」っていう呼び方は、死んだパパのものだから。

勇さんのことは、いつか「お父さん」って。

呼べるかもしれないなって。

呼べるようになればいいなって思っています。

 

 

というわけで。

少しリラックスして、生きていこうと思います。

もともと、どこかネジがはずれた。

ゆるいひとなんですけどね。笑

 

 

読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

それでは、またね。

 

 

まゆでした。