まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

卒業しました

こんにちは、まゆです。

 

今日、まゆの高校の卒業式でした。

心配してたけど、ちゃんと予定通り、行われました。

昨日、政府から緊急の発表があって、学校は来週からどうするのか?

先生方も、きっと大変な状況なのに、やってくださいました。

本当にありがとうしかありません。

 

 

今朝、着替えてる時に。

この制服着るのも今日が最後なんだって。

なんだか寂しくなってきました。

 

まわりの高校は、制服がみんなブレザーに変って。

学ランとセーラー服なのは、まゆの通う高校だけです。

なんどか、自由服登校の話が出たそうなのですけど。

その度に、生徒から反対の声があがったそうです。

 

まゆも、伝統のセーラー服には。

すごい愛着と、誇りを感じます。

きっと先輩たちも、同じ気持ちだったんだろうな。

 

最近はバッシュで登校していたまゆですけど。

今日は久しぶりにハルタのタッセル。

昨日の晩、きれいに磨いておきました。

もちろん、お化粧はなしにしました。笑

 

 

泣き虫のまゆなので、卒業式がはじまったら。

きっと泣いちゃうだろうって思ってたのが。

意外と泣かないもんだなあ…って、油断してたら。

担任の先生と目が合って、にっこり笑ってくれて。

 

その瞬間、一気に感情が高ぶってしまって。

必死でこらえようとしたんだけど。

嗚咽が止まらなくなっちゃいました。

 

ド天然のくせに小心者のまゆの為に。

面接の練習になんどもつきあってくれた先生。

 

部活してないことを指摘された時も。

子ども食堂の手伝いを、ずっと続けていること。

インフルエンザで休んだ時以外、無遅刻無欠席なこと。

提出物もちゃんとしてるし、授業態度も評判が良いって。

 

ちゃんと反論してくれてたって。

後で、他の先生から聞きました。

 

新しくできる給付型奨学金のことも。

授業料免除のことも、いっしょに調べてくれた先生。

 

「だいじょうぶだから」って。

「絶対に※※大、いけるから」って、いつも励ましてくれた。

その時とおんなじ笑顔だったから。

 

まゆは先生に巡り合えて、幸せでした。

 

 

式が終わってから、みんな雑談したり。

思い思いに写メを撮りあったりしてたのだけど。

まゆは先生にお礼がいいたくって。

先生の周りが空いてくるのを待っていました。

 

それで、まゆが希望の大学に行けるのは、先生のおかげだし。

たくさん良くしてくださったこと、感謝していますって。

お礼をいいました。

 

そしたら先生は「Heaven helps those who help themselves」って。

まゆが、ちょっと考えてから「天は自ら助くる者を助く…ですか?」って聞くと。

「そうだ。先生は天じゃないけど、一生懸命頑張ってるひとは、必ず周りが助けてくれる。」

「※※(まゆの苗字)は、ほんとうに一生懸命だったから」

「※※が先生の心を動かしたんだよ」って。

 

まゆが使った推薦枠が、うちの高校にあるのは。

今まで進学した先輩が、ちゃんと頑張ってくれたから。

まゆも、あとに続く後輩が、同じように進学できるように。

もちろん自分のためにも、しっかりやれよって。

 

それから「※※みたいな生徒を、ちゃんと進学させられなかったら。

教師になった値打ちがないって思ったんだよ」って。

「※※は先生にも、いい勉強をさせてくれた。ありがとう」って。

 

それで、まゆが思わず先生に抱きついて、泣いちゃったら。

気が付いた友だちが「あ~!まゆ、最後までやるなあ!」って。

先生は「女子のハグ希望者は、いくらでも…と言いたいところだけど。

濃厚接触は禁止だから、今日は※※でおしまい」って。

 

その後、友だちたちと写メを撮りあったりしたのですけど。

ひとりの男子が「※※(まゆの苗字)。ツーショット、お願いします」って。

90度?のお辞儀をして、言うから、友だちが。

「なんか告白してるみたいで、却って変だよ」って。

 

それで、自撮りだけじゃなく、友だちに撮ってもらったりしました。

そうしたら、また別の男の子も「俺もいいかな?」って。

結局、なんにんかな?けっこうツーショットも撮りました。

他にも撮ってる子いたから、まゆだけじゃないですよ。笑

 

もちろん、男の子も女の子も含めて数人でも撮ったのだけど。

まゆひとりの写メも、男の子なんにんかに、けっこう撮られちゃって。

「変なところに上げたりしたらイヤだよ」って、言ったのだけど。

「有名になっても、裏切ったりしないから」って、ひとりの子が。

 

「有名って、またAVとか言うんでしょ?」って言ったら。

「もしなったら、ちゃんと買うし、ファンクラブも入るから」って。

ならないから、考えなくてもいいって、そんなよけいなことは。

なんで、アイドルとかじゃないんだ?まゆの場合は。

 

今度は「この女優、身長低いし、なんかまゆに似てないか?」とか。

変なこと言うの、絶対にやめてよね、ほんとうに。

 

でも、こういうバカみたいな会話も、今日で最後なのかな?

もちろん、イヤなことや、辛いこともあったけど。

先生にも友だちにも恵まれたし、ほんとうに楽しかった。

この高校に入ってよかった。

 

みんな、いっぱい、いっぱい、ありがとう。

まゆは幸せでした。

 

そして、大学を卒業する時も、そう思えるように。

また、みんなと会える時に、そう言えるように。

せいいっぱい頑張らなくっちゃ!

 

 

というわけで、まゆの高校最後の日記。

ここまで、読んでくださって、ありがとうございました。

 

それでは、またね。

 

まゆでした。