まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

中西くん ~良いひとなんだろうな~

こんにちは、まゆです。

 

前回の日記で、中西(仮)くんからのDMのこと。

先生が他の学科でのこととして、極端な例えをだして。

くぎを刺してくれました。

 

クラスのグループLINEは、あくまで授業のためのもので。

もちろん、まったく私用に使っちゃいけないわけじゃないけど。

それを使ってデートに誘うとか、そういうのはダメだって。

 

これで中西くんからのDMも来なくなるだろうし。

それでいて個人的なしこりとかも、たぶん無いかなって。

そう思ってたら、昨日の夜、中西くんからまたLINEが来ました。

 

「今日は謝りたいだけだから、少しだけ良いかな?」って。

なにが言いたいのか?はわかったし。

こんな風に書かれて断るのは、やっぱマズいかな?って。

それで「良いですよ」って返しました。

 

「先生が言ってた話、そこまでは酷くないと思って聞いてたけど。

あとで良く考えてみたら、ぼくがまゆちゃんにしたことの方が。

もしかしたら、ダメなんじゃないか?と思った」って。

 

なんて答えたら良いのか?すぐにわからなくって。

画面見つめて悩んでいたら、また中西くんから。

「ごめん。こんなこと言われて、答えようがないよね?」

「あの時も、そうだったんだろうって思ってさ」って。

 

それで、もう正直に言った方が良いかなって思って。

「うん。正直、なんて答えたらいいのか?わからなかったよ。

相手が中西くんだからじゃなくても、あったこともない男のひとと。

どうしていいかわからないでしょ?」って。

 

「画像見てくれたらわかるけど、ぼくってデブじゃん?

それに、アニメとアイドル好きのオタクで、キモイ奴なんだよ。

だから、女の子とLINEでつながるなんて初めてで。

正直言って、舞い上がってたんだよ」って。

 

最初にまゆにLINEしようとした時は。

「こんなことしたら、絶対キモがられる」と思って。

なんども打っては消し、打っては消し、していたそうです。

でも「断られたら、笑ってごまかせ」と開き直って。

思い切って送信したのだそうです。

 

それで、まゆが「良いですよ」って返してからは。

どんどん調子に乗ってしまって。

次の時に断られて、改めて前に送ってしまった文面を見て。

なんでこんなこと書いちゃったんだろう?って。

すごい後悔していたそうです。

 

先生の話を聞きながら「これってまさしく俺じゃん」って。

恥かしくって、いたたまれなかったそうです。

 

「画像見て似顔絵描いてるとか、モデルしてほしいとか。

絶対に気持ち悪かったよね?ほんとうにゴメン」って。

言っちゃったことは消せないからたぶん嫌われてると思うけど。

授業が始まっても、普通に接してくれたらうれしいって。

 

ウソついてもしょうがないと思ったので。

いきなりだったから、ナニコレ?状態で、怖かったけど。

こうして、ちゃんと説明してくれて、事情がわかったし。

ちゃんと謝ってくれたから、もう気にしないよって。

 

「でも、キモイだろ?」って言うので。

中西くんが悪いひとじゃないってわかったから、もう良いよって。

それに趣味とか、そういうのはひとそれぞれだから。

アニメとかアイドル好きなのも、別に良いと思うって。

 

そうしたら中西くんも。

「ありがとう。ほんとうに悪かったよ」って

それで「おやすみなさい」のスタンプを送って、終わりにしました。

 

LINEを終わってから。

なんとなく中西くんのことを、普通に友だちに思っていて。

もしもまた、次になにか送ってきたら。

きっと普通に会話してしまうかも?って。

 

確かに最初の入り方が、すごい強引だったから。

戸惑ってしまったし、知らないひとからのものとしては。

内容もすごい変ってたから、怖いって思ったけど。

 

中西くんがそこまで決死の覚悟?だったって。

聞いてしまったら、なんか可愛く思えてきちゃって。

こうやって男のひとと親しくなってっちゃうのかな?って。

 

もちろん、まゆが中西くんのことを恋愛対象とか

そんな風に思ってるんじゃないですよ。笑

 

でも、なんとなく「良いひとかもしれないな」って。

心のどこかで、思ってしまってるまゆがいて。

「こらこら。流されちゃダメだよ」って。

 

まさかそんなことは無いとは思うのですけど。

これまでのこともあるので。

くれぐれもと、自戒しているまゆです。

 

中西くん、またまゆに話しかけてくるのかな?

 

とうとう、梅雨にはいりましたね。

雨の中、出かけるのはおっくうだけど。

窓から外を眺めているのは、なんか好きです。

 

読んでくださって、ありがとうございました。

 

それでは、またね。

 

まゆでした。