まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

わたしはそんな風にみられてるんだね

こんにちは、まゆです。

 

前回の日記でわたしを「幼すぎる美術モデル」として売り出そうという沢野さんの計画はなんとかあきらめてもらったところまで書いたのですけど。その後ちゃんと話をしておきたいからという沢野さんに連れられて彼の下宿までついていきました。わたしとしても路上で「もうしないから」と言われただけで終わるのは不安だったのでほんとうに「しない」という確信がほしくて。ちょっと危険かも?とは思ったのですけどついていくことにしました。今日はその時のことを書きます。

 

沢野さんの部屋は学生にはちょっと広めのワンルームでした。急なことでなんの準備もしていないはずなのにきちんとしたきれいな部屋でした。「変なもの入れてない証拠に」と言ってくる途中の自販機で買ってもらったペットボトルのお茶を飲んで一息つくと「今回のことはほんとうに悪かった」と沢野さんが改めて頭を下げてくれました。まさかあそこまでイヤがるとは思ってなかったのだって。

 

その言葉を聞いてわたしは思いました。女の子だったら普通ああ言う話はイヤがると思うけどなって。そして尋ねました「それってわたしが平気でひと前で裸になるような女の子だからですか?自分の裸が世の中に出回っても恥ずかしくなんかないだろうっていう」そう言うと沢野さんは困ったような顔をしました。しばらく考えてから「心のどこかにそういう気持ちもあったかもしれない」と言いました。

 

でも一番は本気でわたしがそういう風に売り出すだけの価値があるって思ったからだって。わたしはそのことについてはなにも言えません。だってひとそれぞれ見た目に対する好みとかはいろいろだろうから。でも可愛い女の子なんて世の中にいっぱいいるんだから。その中でたくさんのひとの目にとまる子って「なんとしてもアイドルになってやる」って思って頑張ってるんだろうし。その中のほんの一握りのひとがみんなが目にするようなタレントさんや女優さんになるんだとわたしは思っています。

 

そのことを言ってからもうひとつ。わたしはほんとうに心の底からひと目につくようなお仕事をしたくないと思っていること。美術モデルはもらえるお金は少ないけど裸になるお仕事の中ではいろんな意味でいちばん安全だと思っていることを話しました。特に裸の写真や映像がネット上なんかに残ることがいちばん怖いと思っていることも。むしの良い考えだということはわかっているのだけども。

 

ネット検索とかすると他の裸のお仕事をしている女の子の画像とかはたくさんでてくるけど。美術モデルの画像はほんとうに少なくてほんの一部。数えるほどのモデルさんの写真ばかりが出てきます。映像については(美術モデルを題材にしたAVとかをのぞけば)ほぼ皆無だと思います。だから盗撮とかを完全に防ぐことはできないだろうけど危険は少ないと思っています。

 

わたしがそんな話をしたら沢野さんは「そこまでわかったうえで美術モデルをしてるとは思わなかった」と言いました。彼もわたしのことを教えた友だちも違う目でわたしを見ていたそうです。わたしは自分がどう思われてるのかが知りたくてその話を聞かせてほしいとお願いしました。沢野さんは「正直に言って良いのかな?もしかしたら傷つけることになるかもしれないけど」と言ったのですけど。そういうのを教えてもらえる機会なんて他にはないから思ったままを話してほしいと言いました。

 

「じゃあ友だちの言ってたこともあわせてそのままのことを話すよ」と言って沢野さんが教えてくれた内容は。もしかしたそうかも?ってずうっとまえから 心配していた内容そのものでした。その話でわたしはやっぱり傷つきはしたのだけど。現実に向き合うためにそれはわたしが知らなくちゃいけないことだったのだと思っています。

 

「まゆちゃんが恥知らずな女の子じゃないってことは友だちもよ~くわかってたし、1回しかきみのヌードを見ていないぼくにもそれはわかったよ」と沢野さん。控室からモデル着(この時もいつもの前開きのパーカーでした)を着て出てきた時も「この娘、震えてるんじゃないか?」って思うくらい緊張してるのがまるわかりだったからって。

 

教室の先生のお話が終わってパーカーを脱いで全裸になった時も最初は身を固くしていて。ムリに浮かべた造り笑顔がはっきり言って痛々しかったって。「でもあれってSのひとにとってはたまらないだろうなって思ったよ」って。わたしがなぜかSっ気のあるひとに縁があるのってそういうのがあるのかもしれません。わたしのそういう表情とか所作がそういうひとを呼び寄せてるのかも。

 

だからお友だちも最初(2年ほど前?)に初めて見た時には「この子すごいムリしてるみたいだけど大丈夫なのかな?」って思ったそうです。でもその印象はデッサンが進むにしたがって変わって行って。それがなぜかというと「まゆちゃんの表情が劇的に変わっていったからだよ」と。「今回もそうだったけど、なんて言うかどんどん色っぽくなっていったっていうか…」切なそうな表情はエッチしてる時の女の子そのものになっていったし。「おっぱいとかすごい張ってきて乳首とか乳輪?上気した肌もめっちゃエロくなっていった」って。

 

「あっ、この娘って裸を見られて感じちゃう女の子なんだ」って初めて見た自分でもわかったって言うのです。「それって他のひともわかってたと思いますか?」ってわたしが聞くと沢野さんは「レベルの違い。つまりまゆちゃんがどのくらい感じてるか?はひとによって意見が分かれると思うけど。君が性的に興奮してたっていうのは普通の大人だったらわかったと思う」って言いました。

 

「それにね」と沢野さんは続けます。全裸を見られる仕事をするのにあそこをつるつるにしてるって。やっぱりなにかあるのかな?って考えちゃうでしょ?」って。2年ほど前にお友だちが初めて見た時には夏はもう終わってたけど水着かなにかの撮影でもあってそのためにキレイに処理しているのかな?って思ったそうです。でも昨日撮影があったならともかく。処理してから何日も経っているとは思えないくらい完璧につるつるだったから。きっともともと薄いのは薄いんだろうなって。

 

でもそのことはけっこう教室でも話題になっていたみたいで。「クロッキー会とかの後で反省会という名の飲み会があるらしいんだけど」と沢野さん。そういえばいつも誘われるんだけどわたしはいつも断っていました。そこでその話が出て。みんな「処理してるモデルさんはいるけどあの娘は完璧すぎる」って。

 

それで3つの可能性が言われたらしいのだけど。とにかくデッサンモデルをするためだけに全剃りするのはおかしい。むしろふつうの感覚だったら毛で少しでも隠したいはずだって。それを完璧処理してるのは…①普段はAVかIV(イメージビデオ。特にロリ専門で無修正(モザイクがかからないソフトのこと)のに出てるか。②ロリを売りにしている風俗で働いているか。③ご主人様かなにかがいて処理するように命じられてるか。の3つじゃないかって。

 

で、たまたまそういうタイミングだったのかも?という意見もあったまま2回目わたしがモデルのお仕事をさせてもらった時もまったく同じ完璧なつるつるだったので。「間違いない。子どもみたいな顔して恥ずかしがってるけど根はスケベな見せたがりの子なのに違いないって。素人で完全に処理している女の子もいるかもしれないけど。そんな子はヌードモデルの仕事なんかしないでしょう?ということになったそうです。

 

その時に「だいいちあの娘。見られて感じてたもんな」って言う意見が出て。みんなが「自分もそう思ってた」って意見が一致したそうです。「でもすごい恥ずかしがってたぞ」という意見も出たそうなのですけど「それってきっとマゾなんだよ」って。恥ずかし目を受けて感じるひとって一定数いるじゃない?っていう意見が出て。それもみんなの支持を得たそうです。

 

処理している理由ははっきりしないけど。わたしのことは見られて感じる露出Mの女の子なのだって。反省会に参加していた女のひとからは「決めつけちゃ可哀そう」という意見と「単なる露出狂じゃん。わたしはそういうのって気持ち悪い」っていう意見も出たらしいのですけど。そうしてわたしは少なくともその教室では裸を見られて感じる女の子だっていうことになったのだそうです。

 

それがあの教室でお世話になった2回目だったとしたら。その後たぶん5回以上は呼んでもらってると思うのですが。その間もわたしはそんな目で見られてたってことなんですね。それって描いてくれるひとから見て問題じゃなかったのか?疑問に思ったのだけど。沢野さんは「ぼくは1回しか参加したこと無い素人だから聞いた話でしかないんだけど」と言って。確かにそういう子はモデルとしてふさわしくないという意見もあったけど。「裸を見られても恥ずかしくなんかないしぜんぜん平気ですよ」って無表情で通してるモデルさんよりよっぽど魅力的だという意見が勝っていて。わたしは「恥ずかしがりながら感じてしまう表情豊かなモデル」として。それはそれで人気なのだそうです。

 

このことは前からわたしも「そうかもしれない」って心の中では思っていたのだけど。美術モデルにそんな態度で接することはマナー違反だということあって。直接このことに向き合わないままで来ていました。真剣に絵を描いてるひとたちの中でひとり羞恥の妄想にふけっていたことも知られていて。恥ずかしい女の子だって思われながら。要求に応じてちょっとくらいならとパイパンのあそこが丸見えになるポーズも笑顔で対応してたけど。

 

「きっと見せたがりやの女の子が恥ずかしげもなく脚を開いてるくらいに思われてたんですよね?」裸の女の子が目の前で性的に興奮して身体を変化させてたら普通わかりますよね?わたしの考えはひどく自分に都合の良い現実逃避のものだったのだと思い知らされました。それと同時にそれこそがわたしの求めていたものなんじゃないのか?って。心の底では「もっと恥ずかしい姿を見てほしい」って思っていたのだから。

 

今回もすごく長くなっちゃったのと内容的にこういう告白はきついので。今日はこのぐらいにして続きはまた今度にさせてもらいたいと思います。勝手ばっかり言ってゴメンなさいね。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

良かったら続きも読みにきてください。

 

ではではまたね。

 

まゆでした。

 

 

※ 日記に出てくる名前はぜんぶ仮名です。