まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

まゆを開放してくれたAさんのこと

こんばんは、まゆです。

 

相変わらず、アクセスがぜんぜん伸びない、まゆの日記です。

開き直ってるわけじゃないけど、たくさんのひとが見てたら。

書けないようなことを、どんどん書いちゃってて。

 

もし、突然大勢のひとが、読んでくれたら…

どうしよう?なんて。(笑)

よけいな心配をしています。

 

だから、まゆだけのためじゃなくって。

個人情報が洩れちゃわないように。

まゆが、どこのだれなんだって、特定されたりしないように。

あんまり調子にのらないように、気を付けたいと思います。

 

 

 

Aさんは、某都会の大学を卒業して、まゆたちの町に帰ってきたひとで。

これから、この町を出て、大学に進学しようとしているまゆにとって。

人生の先輩にあたるのだけど。

先輩ということばには、すごくたくさんのことが、含まれています。

 

Aさんとお会いしたのは、暴行未遂事件からしばらくしてから。

まゆが、なかなか学校に戻れないでいたころのことです。

 

理屈ではわかってても。

自分は、なにか汚された存在みたいに思えて。

すごい引け目っていうか、ひと目に晒されることに。

恐怖みたいなものを感じていたころでした。

 

そんなまゆの心をひらくための、ボランティアとして。

Aさんは、まゆのところにきてくださったのだけど。

すごいなって思ったのは、Aさんがまゆに対して。

ほんとうに、自分自身が丸裸になるくらい。

ご自分の過去を晒してくださったこと。

 

あまり細かく書くと。

Aさんにご迷惑がかかるので、慎重にしないと、なのですけど。

上手に書けるかな?

 

 

Aさんも一人っ子なのですけど。

まゆとは違って、ご両親が健在で、とても大切に育てられてきたそうです。

ご両親は優しいけど、生活面ではすごく厳しい方で。

恋愛も自由にはできる環境じゃなかったし。

外見も意識して、友だちよりも地味な感じにしていたそうです。

 

だから、ご両親の元を離れて、都会で一人暮らしを始めた時は。

今までの窮屈な生活を抜け出して、なんでも自由にできるようになったことで。

有頂天になっていたってAさんは言います。

 

ご実家が裕福だったのと、お父様がアルバイトを嫌っていたこともあって。

仕送りは普通に生活していく分には、充分過ぎるくらいで。

Aさんを溺愛されていたお爺様からも、別にお小遣いを送ってもらって。

そこらへんのOLさんなんかより、よっぽどリッチだったそうです。

 

それで、服装も派手になっていったし。

恋愛も、それまで我慢していたのが、一気に開放されて。

かなり自由に男のひとと、お付き合いをされていたそうです。

 

Aさんは、すごいスタイルのいい美人さんで。

まゆと初めて会った時も、モデルさんかな?って思うくらい。

とっても素敵な方でした。

 

そんなAさんの学生生活を、むちゃくちゃにしたのは。

思い詰めた(勘違いした?)男が起こした、レイプ事件でした。

 

ゼミの飲み会のあと、帰る方向がいっしょだからって。

送っていくって、言ったその男は。

Aさんのアパートまで来た時に「トイレを貸してほしい」って。

これって、まゆの時と似てますね。(笑)

 

トイレを終わった男は、そのままAさんの部屋に居座って。

前からAさんのことが好きだったって、告白を始めたそうです。

でも、Aさんはその男のことは、むしろキライなタイプだったので。

はっきりと断りました。

 

「お友だちとして」みたいな言葉は、却って勘違いされると困るから。

傷つけないように、でもはっきりとわかるように、お断りをしたそうです。

 

ところが、その男はAさんの優しさに気づかないどころか。

突然逆上して、Aさんに襲い掛かったのだそうです。

 

驚いたことに、その男の言い分は。

派手な恰好で、男を挑発しているAさんが悪いんだと。

いつも思わせぶりなことを言ったり、誘うようなそぶりを見せたり。

 

それに完全に誤解なのですけど、Aさんのことを。

誘われたら誰とでもやる、ビッチだって、自分は知ってるんだって。

 

事件のあと、Aさんは被害を訴え出ることはせず。

親しい友だちにも、家族にもなにも言わずに。

実家に帰ってしまったそうです。

 

もちろん、誰とでもやるビッチだなんて、ぜんぜんウソだけど。

服装や振る舞いから、そう思われてもしかたない部分があったのかも。

もしかしたら、世間はあの男と同じように、自分を見ていたのかも?って。

 

レイプされたことは、自分が悪かったのかもしれないっていう。

自責の気持ちで、いっぱいになって。

されたことと同じくらい、それは恥ずかしいことに思えて。

すっかり引きこもりになってしまったそうです。

 

もともと派手な恰好をするのも好きだったし。

男のひとの視線を感じるのも、気持ち良いって思っていて。

たぶん、それは性的な快感だったのかもしれないって。

Aさんなりに自覚がはされていたそうです。

 

だから、男が言ったことが、いちいち心に刺さって。

結局、抵抗することができなかったんだって。

自業自得なんだって、ご自分を責めてばかりいたそうです。

 

その気持ちが変ったのは、やっぱり支援者と話をしたことから。

それまで明るかったAさんが、突然引きこもりになったことを。

不信に思ったご家族が、女性問題のカウンセラーなどを通じて。

ようやく、性犯罪被害に詳しい支援者につながったそうです。

 

そこで漸く、自分はなにも悪くないのだということがわかって。

「一度しかない人生なのに、なんであんな男のせいで、自分が時間を無駄にしなければいけないんだろう?」って思えるようになったって。

 

悪い男は、自分勝手な理屈をつけて、責任のがれしているけど。

そのことを真に受けて、なんで自分が萎縮しなければいけないの?って。

なんで、好きなことをガマンしなくちゃいけないの?って。

 

もちろん、二度と危険な目に逢わないように。

これまで以上に気を付けなきゃいけないって。

それは十分わかっているのだけど。

そんな馬鹿な犯罪者のことなんて、気にしないで。

好きなことをして生きていきたいって、思えるようになったそうです。

 

「でも、それは建前で。ほんとは今でもトラウマになってるし。気持ちが萎えそうになることもあるのよ」って、Aさん。

「きっとまゆちゃんもそうだと思う。一生もとには戻れないのが現実だけど」

「でも、こんなに可愛い女の子に生まれたんだから」

「可愛い女の子だけが経験できる、楽しいことを。思う存分に味わってほしい」って。

 

もちろん最後の方は、まゆに自信をつけさせるために。

ずいぶんと盛って?(笑)お話ししてくれてるのだと思うのですけど。

 

Aさんのおかげで、実感として。

ママも自由に恋愛すれば良いんだって、思えるようになったし。

まゆも、自分の中に秘めている、ちょっと恥ずかし願望を。

できるかどうか?わからないけど。

きっと、できる範囲でいいから、やってみようって。

そんな風に思えるようになりました。

 

 

またまた、長文になってしまいました。

読むひともいないのにねぇ。(^-^;

今日はこのくらいにして。

 

それじゃあ、まゆの秘めた願望ってなんなの?

っていうお話は、また今度にします。

 

まゆの心の核心を晒してしまう。

いちばん恥ずかしいこと。

もともと、それをカミングアウトするつもりではいたのですけど。

上手に書けるかなあ。

 

 

もし読んでくださった方がいたら。

 

 

どうもありがとうございます。

 

 

この日記は、相変わらず、偶然の出会いにすべてをゆだねています。

 

 

それでは、またね。

 

 

お休みなさい。

 

 

まゆでした。