まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

どうしたらいいのかなぁ?

こんばんは、まゆです。

 

昨日、告られて。

とりあえず、お友だちとして。

お互いをもっと知ろうということになった、オタクくん。

今日は学校の帰り道、いっしょでした。

 

正確に言うと、彼がムリにいっしょにしちゃったのですけど。

まゆの住んでる団地は、高校から歩いて10分くらいのところにあって。

当然、まゆは徒歩通学です。

 

オタクくんの家は、ぜんぜん違う方角にある住宅地にあって。

彼は片道15分くらいの、自転車通学をしています。

 

昼休みに、彼がいっしょに帰ろうって言ってきて。

それで、自転車を押して、いっしょに歩いて。

まゆの家まで送ってくれて。

それから、彼は自転車に乗って、自宅に帰っていったのです。

 

学校にいる間は、いつも通りに、お話しするのもみんなといっしょ。

2人でみんなの輪から離れてってことは、ありませんでした。

それでもまゆは意識してしまって、なんかやりにくかったのですけど。

どうやら、彼はこのことを、友だちにも言ってないようでした。

 

前からオタクくんは「お前、まゆのことが好きなんじゃないのか?」って。

回りに言われるくらい、まゆによくちょっかい出してたので。

今さらなにかあったみたいには、見えないのかもしれません。

 

 

午後になってお天気が下り坂だったので。

「まっすぐに帰った方がいいよ」って言ったのですけど。

「カッパ持ってるから大丈夫」だって。

 

それで、昨日の夜いろいろ考えて、疑問に思ってることとか。

歩きながら聞くことにしました。

 

あっ、昨日書かなかったけど。

オタクくんのルックスはどんなのか?って言うと。

背はたぶん180cm近くあるんじゃないかな?

148cmのまゆとは30cmくらいの身長差があります。

 

なぜかわからないけど、まゆを好きになるひとは。

背が高いひとが多いです。

 

体型はやせ型で、割とスポーツもできたと思います。

顔は…まあまあのしょうゆ顔?で、銀縁の丸メガネをかけています。

髪はさらさらで、ちょっと長め。

オタクだけど性格明るいし、たぶん、もてる方だと思います。

 

それでまゆが聞きたかったこと。

まず最初に、まゆのどこが良かったの?って。

入学してすぐって、ずっと話もしてなかったし。

 

それには「見た瞬間に電流が走った」って。

オタクくんの中での、2次元の理想の女の子が。

現実になったのが、まゆだったんだって。

 

黒髪ツインテ(確かに入学当時はゴム位置、今より高かった)の前髪ぱっつん?

チビでやせっぽちで、オドオド、きらきらした、大きな黒目。

声(聞いたそうです)も、鼻にかかった(気にしてるのに失礼な!)アニメ声で。

 

「ずっと思い描いていた理想の美少女」だったのだそうです。

 

どう考えても、ほめ殺しとしか思えないのですけど。

「ぼくが思ってるだけなんだから、いいじゃん」とのことで。

そのことはありがたく受け取らせてもらいます。

 

それで、思い切って声をかけようと思った時には。

まゆには付き合ってるひとがいて。

 

「なんどかトライしようとしたんだけど、やっぱりだれかいるんだよな」って。

まゆはそんなにいっぱいのひとと、つきあったりしてないと思うんだけど。

 

「いつもみんなが狙ってるの。知らないの?」って。

それって、天然どじっ子が面白いから、かまわれてるだけだよ。

オタクくんだって、ずっとそんな感じだったでしょ?

 

3年生になって、同じクラスになった時には。

やっとめぐってきたチャンスだって思って。

さりげなく(なんかない!)近づいて、親しくなろうって頑張ってきたんだって。

 

それで、実際に間近に見たまゆは?

やっぱり彼の思った通りの、アニメの主人公みたいな。

天然でどんくさくって、KYなんだけど(ちょっと言い過ぎじゃないかな?)。

めちゃめちゃ可愛かったんだって。

 

それだけ良く思ってくれるのは、とってもありがたいんだけど。

オタクくんも知ってる通り、まゆは高校に入ってから。

なんにんかの男のひとと、お付き合いもしてるし。

 

オタクくんが思ってくれてるような。

アニメのヒロインみたいな、純情乙女なんかじゃないと思うよって。

そんなに思ってくれるの、もったいないよって、言ったんだけど。

 

そうしたらオタクくん。

「男とつきあったかどうかと、その子が純情かどうかと、ぜんぜん関係ない」って。

「まゆちゃんくらい心のキレイな子はいないよ。もっと自信もてよ」って。

 

それでまゆは、ほめ過ぎだとわかってても、キュンってしちゃって。

思わず泣いてしまいました。

「まゆはおバカなだけで、ほんとにそんな良い子じゃないよ」って。

 

その時は団地の中の公園の樹の下にいたのだけど。

昨日の今日なのに、まゆはオタクくんに、抱きしめられていました。

それで、今日はそのまま、別れたのですけど。

 

オタクくんにひかれていきそうな、自分が不安です。

だって、まゆはもう進路を決めてしまってて。

それは、今さら変えるつもりは、もちろんないし。

オタクくんはオタクくんで、ぜんぜん離れた場所にある大学を目指してるのに。

 

だったら、今この時期に普通の友だちならともかく。

男女の間での、親しくなるなんて、もしそうなったら辛いだけなのに。

なんでそんなことするんだろう?

それに、ほんとにまゆは、純情乙女なんかじゃないし。

 

そんなことを考えて、勉強が手につかないまゆです。

明日はお天気悪そうだし、送ってもらいながら、お話しするのは。

ちょっとムリかな?

 

LINE交換したし、連絡とるのはぜんぜんできるんだけど。

こういうのって、ちゃんと会ってお話ししたいと思うし。

いったいどうしたらいいのかなあ?

 

 

もし読んでくださった方がいらしたら。

つまらないお話しにつき合わせてしまって。

ゴメンなさいね。

 

 

眠れないっていいながら。

昨日は気が付いたらちゃんと寝ていました。

 

 

でも、今日こそ眠れないような気がします。

 

 

明日またなにかあったら。

いや、なんにもなくっても。

 

 

また、日記を書くと思います。

 

 

それでは、またね。

 

 

おやすみなさい。

 

 

まゆでした。