こんばんは、まゆです。
こんなこと書いていいのか?って。
すごい迷いましたけど。
思い切って、書いちゃいます。
昨日、同級生の家に遊びに行ってきました。
はるか(仮名)は、3年生になってクラスが一緒になった子で。
学校の外での付き合いは、今までなかったのですけど。
教室では、いつも一緒にいる仲でした。
今までの日記で「友だちが」って言ってるのは。
ほとんどが彼女のことです。
まゆのこと面白がって、からかったりもするのですけど。
男子がまゆのこといじってる時とか。
まゆが対応できなくなってきたら、助け船を出してくれる。
ある意味、心強い友だちです。
はるかはめっちゃ頭良くって。
日本の大学で一番難しい大学も充分狙えるって。
みんな言ってたのですけど。
やりたいことがあるからって言って。
ある大学の芸術系の学部に進学します。
まゆから見たら、なんか大人って言うか。
同じ学年なんだけど、ちょっとお姉さんみたいな。
ちょっと知的な感じの美人さんです。
今までは、学校の中だけで、仲良くしてたのですが。
受験も終わったことだし、一度おいでよって。
それで、昨日のお昼に行ってきました。
3年前に建て替えたそうで、すごいきれいな、大きなお家でした。
昨日は、お家のひとがいないということで。
ひろいリビングでお話ししたのですけど。
やっぱり受験の直後だったので、進路のことになって。
まゆは大学出たらなにするつもりなの?って。
それでまゆは、今は具体的にはわからないけど。
自分と同じような境遇の子たち。
親を亡くした子とか、これは自分のことは、言わなかったのだけど。
性的な被害を受けたりした子とかの、助けになる仕事をしたいって。
はるかは、芸術学部に行ったら。映像関係の勉強がしたいって。
それは前にも聞いたことがあったのだけど。
なにか目標にしてるものとかがあるの?って聞いたら。
ほんとうに唐突としか言えないのだけど。
「わたしAVみたいなの作りたいんだよね」って。
え~っ!!ですよ。
女の子がAVみたいなの作るって。
女優じゃなっくって?って、思わず言ってしまいました。
そうしたら「女優はしないよ。撮る方がしたいの」って。
それと、わかりやすいと思って「AVみたいな」って言ったけど。
自分の中では、違うのだって。
それと、あくまで「例えば」ということで。
他にもいろいろやりたいことはあるそうなのだけど。
可愛い女の子の、自然な姿を撮ったら、面白いだろうなって。
「まゆのことが撮りたいって、今、思ってるんだよ」って。
また、からかって、変なリアクションを期待してるんでしょ?
そう言ったら「ほんとうだよ。イメージあるんだもん」って。
はるかは「まゆのセーラー服姿が良いんだ」って。
それで「はるかだって同じの着てたじゃん」って言ったんだけど。
「わたしの中のまゆが撮りたいんだよ」って。
「なんか儚げで、危うい感じのする、そんな女の子が良い」って。
はるかが言うのは(聞いたことだいぶ端折りましたけど)。
セーラー服を着て、おさげにしたまゆが、学校から帰るところを。
いろんな角度から、引いたり、アップにしたりしながら。
追っていくそうです。
思春期の女の子だけが持っている、その瞬間の可愛さを撮りたいって。
それで、うちについたら…
ゆっくりとセーラー服を脱いで、全裸になって、それで…。
「やっぱり脱がすんかい!?」って言ったら、さらに。
恥じらいながら、自分をなぐさめ始めるんだって。
やっぱりAVじゃないか!?しかも、まゆで想像するな!
「また、まゆのことオモチャにするの、やめてよ」って言ったら。
「だって、まゆのセーラー服姿。可愛くって好きなんだよ」って。
前から可愛いなって、思ってて。
それで、いっしょのクラスになって、うれしくって。
話しかけたら、予想通りの反応で。
それで、しょっちゅうかまってるうちに、仲良くなれて。
この1年、すごく楽しかったよって。
まゆの反応を見ながら、イジるのは楽しいんだけど。
男の子が、エッチなこと言って、からかったりして。
まゆが天然で、ボケてるのをいいことに、調子に乗ってたりすると。
腹がたってきて「お前ら、いい加減にしろ!」って。
それで、なんかまゆのこと、守ってるみたいな気分だったって。
この話を、どういう風に受け止めたらいいのか?わからなくって。
じっとはるかの目を見ていたら、はるかはにっこり笑って。
「その表情も好きなんだ。でも、ゴメン。困らせたよね?」って。
「でも、可愛いって思う気持ちはほんとうだよ」って。
はるかは、男の子のことを好きになったこともあったし。
実際、付き合って、関係を持ったこともあるから。
自分はレズビアンじゃないと思っているのだけど。
「バイセクシュアルかもしれないとは思ってる」って。
「こういうこと言われて、イヤだった?」って聞かれて。
むしろ、正直に言ってもらって、感動してるって。
そういうの相手に伝えるのって、きっと勇気がいっただろうなって。
まゆは、今までそんな勇気を出せたことないって、思ったから。
「まゆはわたしのこと、どう思う?正直に言って」って言うけど。
なんて答えたらいいのか?よくわかりませんでした。
はるかと仲良くなれて、ほんとうにうれしかったし。
同じ学年なのに、お姉さんみたいで、頼りにもしてたし。
助けてもらったり、守ってもらったり、してもらってばっかりで。
「まゆって受け身なひとなんだよ」って。
男の子からでも「お友だちになってください」っていう。
便利なことばを言われて、友だちだったら断る理由がなくって。
それで「はい」って言ったら、向こうはどんどん恋人みたいにしてきて。
それで、まゆの方もだんだんそんな気分になっちゃって。
「それで、やられちゃうんだ?」って、はるかが。
事実はそうなんだけど、そんな露骨に言わないでよ!
「まゆって軽い女の子なんだ」って、周りに思われてないか?って。
自分でも、ほんとうはそうなんじゃないか?って。
密かに傷ついてるんだから。
でも、正直言って、はるかに「好き」って言われたら。
うれしいし、きっと受け入れてしまうかもしれないって。
そう言ったら、はるかは「好きな男のひといるんでしょ?」って。
好きなひとはいる、でもおにいちゃんのことは、はるかにも言えない。
はるかは「まゆに彼氏がいてもいい。それでも好きだから」って。
「まゆ。イヤじゃなかったら、まゆにさわっても良い?」って。
それで「うん。イヤじゃないよ」って答えたら。
はるかは、まゆの手を引いて、ソファから立たせました。
それで二人はじっと見つめあって。
はるかは上からまゆの背中に腕をまわして、包み込むように、抱きしめました。
まゆも、はるかの腰に手をまわして、そっと抱き返しました。
「ああ。すごい気持ちいい。ずっとこうしたかった」って、はるかが。
まゆもすごい気持ち良くって。
女の子の身体って、優しくって、良い匂いがします。
はるかも、まゆの髪の匂いを吸い込みようにして「ああ、まゆの匂いだ」って。
それから、少し身体を離してから、もう一度見つめあって。
キスをしました。
最初は優しくだったけど、だんだん深くなって。
やっぱり、はるかとのキスは、すごくやわらかくって。
心も身体も溶けそうでした。
その後、ふたりは隣合わせに座って、身体をくっつけて。
恋人どうしみたいに、話をしました。
時々抱き合ったり、キスをしたりしたけど。
それ以上のことはしませんでした。
はるかのことが、好きになっちゃったみたいです。
まゆも、バイセクシュアルなのかな?
よくわかりません。
でも、やっぱりまゆはチョロい女の子なのかな?
今でも、はるかと抱き合った感触や。
キスした時の気持ち良さを、まゆの身体が覚えています。
たぶん、またふたりで会うと思います。
もうすぐ、別々の道に分かれて行ってしまうのにね。
昨日まで、想像もしていなかった経験をして。
だらだらと、ながながと書いてしまいました。
こんな女の子は、やっぱり、気持ち悪いですか?
どうしようもない女の子だって、軽蔑しますか?
不快な気持ちにさせてしまったら、ゴメンなさい。
でもね。
でも…そういうの、ダメなんだよ、まゆって。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
キライにならなかったら、また読みにきてください。
それでは、またね。
まゆでした。