まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

突然告白されてしまいました…変なひとに ( ノД`)

こんばんは、まゆです。

 

今日は1コマ目と4コマ目が対面授業で。

2コマ目がオンラインの授業だったので。

いつも(と言っても2回だけど)と同じように。

いったん部屋に帰ってオンラインの授業を受けて。

ご飯食べてから4コマ目を受けに行こうと思ってました。

 

それでみんなとバイバイして。

ひとりで帰ろうとしてたのだけど。

大学の門を出てしばらく行ったところで。

後ろから男のひとに声をかけられました。

 

最初はまさか自分のこと呼ばれてるって。

ぜんぜん気がつかなかったのだけど。

2度呼んだあとでそのひとがわたしのこと追い抜いて。

前に回って「ちょっと気が付いてよ」って言って。

 

でもぜんぜん知らないひとだったので。

わたしは固まってしまってそのひとを凝視してしまいました。

「えっ?」って言ってそのあと言葉がでませんでした。

 

その男のひとはたぶん同じ大学の学生みたいで。

ちょっと背は高いけとひょろっとした感じのひとで。

ポロシャツにキャメル色のジーンズをはいた。

メガネをかけたおとなしそうなひとでした。

 

9月の後半授業が再開されてから。

キャンパスの中ではサークルの勧誘もされてて。

例年だと1年生に個別に声かけたりもするらしいのですが。

 

今年はコロナのこともあって1年生から聞いてこない限り。

そういうのはしてはいけないってなってて。

でも1部にキャンパスの外で個別勧誘してるって。

だからそういうひとなのかな?って思いました。

 

なんだろう?と戸惑っているとそのひとが。

「1年生でしょ?これから帰るの?って」言って。

わたしが「あ、はい。そうですけど」って答えると。

「よかったらいっしょにご飯でも食べない?」って。

 

でもわたしは帰ってすぐに配信の授業受けるつもりだったから。

そのままのことを答えました。

ふつうにナンパされたんだろうなって思ったので。

そのまま断るつもりでした。

 

まわりにはけっこう学生もいて人通りもあったので。

まさかしつこく言ってきたりはしないだろうし。

変なことされたりはしないだろうって思っていました。

 

でもその男にひとは意外なことを言いました。

「じゃあいつだったら時間空いてるのかな?」って。

ええっ!?と思ってまた固まってしまいました。

困った…かなりしつこいひとかも知れないって。

 

それで「いえ、そう言われても」って口ごもっていると。

「可愛い子がはいってきたなってずっと気になってたんだ。

今日は1限目※※の授業だったでしょ?だから終るの待ってたんだ」って。

 

なんかストーカーみたいでイヤだって思いはじめると。

そのひとのことが急に気持ち悪く感じてきました。

それで「そういうの困ります」って言ったのだけど。

 

「いきなり付き合うのはムリだと思うけど、

もっときみのことが知りたいし、

ぼくのことも知ってほしいんだ」って。

 

ええっ、大学生ってこんなに強引なの?

いやきっとこのひとが特別なんだって。

だっておにいちゃんたちはこんな感じじゃなかったもん。

 

でもどうしようって困っていると。

自転車に乗ったさきちゃんがそばに止まってくれました。

さきちゃんは途中まで帰る方向がいっしょなのです。

 

「やっぱりまゆだ。なにしてるの?このひとは?」って。

思わずさきちゃんに抱きついて「助けて」って。

それで「えっ!なにかされたの?どうしたの?」って

 

そしたらそのひとはちょっとあわてた感じで。

「いえ。ぼくはこの子に友だちになってほしいって。

なにも変なことはしてませんよ」って。

 

「あっ!」ってさきちゃんはなにか思い出したみたいに。

「そう言えば最近よくわたしたちのこと見てたでしょ?

そうか、まゆが目当てだったんだ」って言って。

「でもこの子彼氏持ちですよ。あきらめた方が良いですよ」って。

 

でもそのひとは「そうか彼氏いるのか。

男といっしょのところ見たことなかったから。

でもきみのこと好きになっちゃったんだよね」って言って。

 

「ぼくは同じ学部の2年で※※といいます。

別にすぐじゃなくてもいいからまた考えておいてよ」

って勝手に名乗ってにっこりしています。

 

「いや、絶対無いからもうやめてあげてください」って。

さきちゃんはそう言って「行こう」ってわたしに。

それで家までついてきてくれました。

 

さきちゃんは「変なやつに目えつけられたねえ」って言って。

対面の授業はほとんどいっしょだから。

当分の間行き帰りはいっしょにって言ってくれました。

 

ちょっと周り道になるし悪いなとは思ったのですけど。

ひとりだと怖いので頼らせてもらうことにしました。

 

でも「ああいう時ははっきりしないとダメだよ」って。

「でもそういうのダメそうだもんね、まゆは」って。

ゴメンって謝ったのですけど、ほんとうにそうです。

 

それで次またあんなことがあったらきっぱり断ろうって。

もしあんまりしつこいようだったら学生課?に相談しようって。

 

今ひとり自分の部屋でこれ打ってるんだけど。

ひとり暮らしって心細いものなんだなって。

急にホームシックになったみたいで無性にひと恋しいです。

 

ママに会いたい。

おにいちゃんに会いたい。

ああ…ダメだダメだ。

ちゃんとしなくっちゃ。

 

明日はさきちゃんが迎えにきてくれるけど。

ひとに頼ってばっかりじゃダメだ。

強くならなくっちゃ!

きっと頑張ってちゃんと言える子になります。

 

読んでくださってありがとうございました。

 

それではまたね。

 

おやすみなさい。

 

まゆでした。