まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

恥ずかしすぎでした 〜オフィスでヌード2回目〜

こんにちは、まゆです。

 

ちょっと間が空いてしまいましたが先週の土曜日。※※電機さんの美術サークルでのヌードデッサン会。前回はまだ新人(今もあんまり変わらない?)ということで事務所のジュンさんが付き添ってくださいましたが今回はひとりで。

 

地下鉄の駅からiPhoneの地図アプリを頼りに歩いて5分。エレベーターに乗ってる間も緊張が高まっちゃって。入口の電話に伸ばした手が震えてるのを感じて戸惑ってると突然ドアが開いたので思わず「きゃあ!」って声が出ました。

 

「脅かさないで下さいよ。最近はセクハラとかうちの会社もうるさいんですから」と困った顔をしてるのは会の主催者の森田さんでした。「ゴメンなさいゴメンなさい」何度も頭を下げて謝ったら「冗談ですよ。でもそんなに気が弱いひとがよくモデルさんになりましたね」って笑いながら商談室に。ここが控室になります。

 

椅子に荷物をおろしたら森田さん。「実は…」って話始めたのが。今回サークルの人数がかなり増えてしまったこと。前回休日出勤していた社員からあの子が来るのなら自分も参加したいと言う話があって。これまではヌードデッサンだけが目的のひとを入れないように他の行事への参加など制限を設けていたのだけど。

 

「会社の福利厚生の1つとしてやっているのに厳しい条件をつけるのは良くないんじゃないか」って上に話した人がいてとりあえず来るものは拒まずで問題があればその時に考えるように言われたのだそうです。「だから申し訳ないけど正直好ましくないひともいると思います」って。

 

好ましくないひとなら前の時もいましたけどって言いたいところだけど。見られてる本人にしかわからないんだろうな…。でもだからと言ってまだなにかあったわけでもないのに断って帰るわけにもいかないし。「だいじょうぶです。あの。なにかされるわけじゃないんだし」って笑ったつもりだけどひきつってたかな?汗

 

森田さんが出ていかれた後モデル着に着替えてしばらく待機。時間になったところでタイマーやタオルを入れた手提げをもって会場になる会議室に行きました。開いているドアから中を見ると前回とぜんぜん様子が違いました。前回は会議用の長テーブルをコの字に並べてその真ん中に毛布をかけた畳1畳くらいの台があったのですが。

 

「えっ!ここで?」前の時も描き手さんたちとの距離の近さにびっくりしてしまったのですが。今回はテーブルなんかの部屋にあった物は全部片付けられて。部屋の真ん中に毛布が広げられて。その周りにたくさんのひとが。数えてみたら男のひとが8人に女のひとが6人。合わせて14人で前回の2倍!って言うと大した事無いみたいだけど部屋が狭いんです。

 

半分くらいのひとは壁際に置いた椅子に座って。残りの半分は床の上に直に座ってスケッチブックを抱えています。女のひとはみんな椅子に座ってるから毛布のすぐ近くにあぐらをかいて座っているのはみんな男のひとです。ドアのところに立っているわたしに視線が集まります。ダメだ!もう恥ずかしくて足がすくんじゃいました。

 

隣に座った人どうしわたしの方を目でさしながら何か話していますがみんな楽しそうです。みんなマスクをしてるので表情がよくわからないのが余計に恥ずかしかった。この中で裸になるんだ。前回以上に近くから全部見られちゃうんだ。森田さんがわざわざ好ましく無いって言ったくらいだから絵を描くというより間近に女の子の裸を見ようというひとが多いんだろうな。

 

でもやらなきゃ。どんなに恥ずかしくても逃げて帰るわけにはいかないんだから。そう思うとわたしの気持ちがドMちゃんモードになっちゃいそう。ダメだよまゆ。こんなところで身体が反応したりしたらなんて思われるかわからないよ。でも…。

 

「よろしくお願いします」声が震えないように気を付けて挨拶。みんなが見つめる中前あきのパーカーワンピをぬぎました。「ヒュー」どこからか小さく口笛をならす音。マナー違反だけどそんな事言えないし。あらかじめ言われていた立ったポーズから始めました。こんな近くで床に座って描けるのかな?わたしの恥ずかしいところが下から見られてるんだろうな。できるだけ下を見ないようにしてポーズをしていました。でも感じます。視線が差すっていうより舐め回されてる。感じちゃダメって自分に言い聞かせて耐えていました。

 

「休憩お願いします」ポーズを解いてタイマーを止める時に裸のわたしを舐め回すように視線を送っていたひとたちが見えました。こんなニヤニヤしながらデッサンするひとたちは初めてでした。急いでモデル着のファスナーを上げる指が震えました。すごく惨めな気持ちで控室に向かう後ろで「ほんとだ。ツルツルだったね」っておんなのひとの声。次戻って来れるかな?控室で鏡を見ると目に涙が滲んでました。

 

この日は20分のデッサンを6ポーズというご依頼で。立って→椅子を使って→座るか寝たポーズを順番に。思わず縮こまって隠したくなるのを堪えて夢中でポーズに集中しようと頑張りました。でも周りを取り囲む男のひとたちの舐めるような視線。それが自分だけじゃ無いと思うからかそういうのを隠そうとしないんです。こんなんじゃモデルなんかじゃなくてまるで見せ物だよ。

 

そんな視線の中で裸になってるわたしのことを見ている女のひとたち。さっき聞いた「ツルツルだね」っていう言葉からすごいいやらしい女の子だって思われてるんだろうなって思うと恥ずかしさが込み上げてきて。こんな時に思ったらダメなのにエッチな気持ちになってしまう自分が恥ずかしかったし。必死に堪えても反応してしまう身体が悲しかったです。

 

3時間のデッサン会が終わって「ありがとうございました」って頭を下げて控室に戻ったのだけど。こんな自分はヌードモデル には向いてないんだろうなって。完了の報告は森田さんに言われたサークルの事情と。その結果人数が2倍になっていた事を伝えるのが精一杯でした。

 

帰り際に森田さんは「大変だったでしょ?ぼくもああいうのは本意じゃないんだけど会社からの指示もあって。ゴメンね。辛かったでしょ?」って。「いいえ。今日も呼んでくださってありがとうございました」って言って失礼しました。

 

やっぱり天然のパイパンで童顔のチビ娘が美術モデルをするなんてそういう興味の対象としてしか需要がないのかな?考え込んでたら日記を書けずにいました。今週末には中川さんのところで3回目のヌードデッサンがあるのに。気持ちを切り替えなくちゃ。でも中川さんはどんな理由でわたしをモデルに選んでくれてるんだろう?考え過ぎはダメですよね。

 

読んでくださってありがとうこまざいました。

 

それではまたね。

 

まゆでした。

 

 

※ 日記に出てくる名前はぜんぶ仮名です。