まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

これまででいちばん恥ずかしかったかもです

こんにちは、まゆです。

 

今日はすずかちゃん・さきちゃん・ななちゃんといっしょに2年次の履修登録をしてきました。できるだけいっしょの科目にしようっていうことで昨日あつまって作戦会議をしたのですが、やっぱりそれぞれの興味もあるので思ったよりバラけてしまいました。いい加減な仲良しクラブにならなくて良かったっていうさきちゃんの意見にわたしも同意です。ちゃんと自分を持って授業を受けないとここに来た意味がなくなっちゃいますものね?

 

今日日記に書こうと思ったのは土曜日のことです。4月になって初めてのお仕事は中川さんのお宅でのヌードデッサン。去年の10月に初めてヌードモデルのお仕事をして今回で12回目になるのですけど。そのうちの5回が中川さんのお宅でのお仕事。半分近くが特定の方の依頼だなんて事務所の林さんも「よっぽと気に入ってもらえたんだね」って言いながら。「なにかあったらちゃんと言うのよ」って言う言葉を最後に付け加えられたということは、ちょっと疑っているのかもしれません。実際前回はほんとうにそうなってしまったのですけど。

 

ganbare-mayu-chan.hatenablog.com

 

今回は中川さんのほかにお2人が参加されるということなので前回のようなことは無いだろうと思ってお宅に伺ったのですが。お昼1時のご依頼だったので30分前に伺うと玄関にはたくさんの靴がそろえて脱いでありました。「えっ!?」って思って迎えに出てきてくださった中川さんの顔を見ると「ゴメン、ゴメン。ちょっと予定が変わっちゃって」って。

 

中川さんのお宅での初めてと2回目のデッサンの時に参加されていたりささんが入っている漫画の同人?のお友だちが「ヌードデッサンできるのだったらわたしもやってみたい」ということでそのひとの強い希望でわたしを呼んでヌードデッサンをすることになったそうなのですが。そのお友だちが他のお友だちにそのことをしゃべってしまって。「そんなのあるんだったらわたしも」みたいな感じで今回はりささんを含めて5人の漫画志望のひとが来られていました。

 

控えに使わせてもらってる部屋で準備をしている間もアトリエからは楽しそうな声が聞こえてきます。わたしよりひとつ年上のりささん含めて全員20歳前後の女性だということでいつもは準備ができ次第アトリエの方に行くのですが、ぎりぎりまで行くことができませんでした。仕事モードでポーズをしている間はともかくとしてそうでない時間を同年代の女の子と共有することが怖かったのだと思います。

 

5分前になって意を決してアトリエに入るとそれまでのおしゃべりがぱったり止んで5人の視線が一斉にわたしに注がれました。それはほんの一瞬でりささんの「おはようございます」の声につられて残りの4人も「おはようございます」とあいさつをしてくれました。ちょっと固まってしまっていたわたしも「おはようございます。よろしくお願いします」と頭を下げました。

 

進行は相談済だったみたいで前半はわたしにお任せで5分クロッキーを、立ち座りをバランスよく組み合わせてほしいというリクエスト。後半は彼女たちの希望のポーズでデッサンをということでした。アトリエの真ん中に毛布が敷かれていて、それを囲むようにしてスケッチブックを持って椅子に座った5人が。中川さんは少し後ろにイーゼルを立てていました。

 

時間が来たのでわたしは前開きのパーカーワンピを脱いで裸になりました。5分にセットしたキッチンタイマーをスタートさせて普通の立ちポーズから始めました。全員漫画家志望だけあってさっきまでのにぎやかさがウソみたいにみんな真剣な表情に変わりました。描いてる方は邪念とかないのかな?やっぱりわたしが変なんだよね?って思いながら5分毎にポーズを変えて最初の20分が終わりました。

 

最初の休憩でいきなり控室に行くのもなんか逃げてるみたいで変かな?って思ったのでモデル着を着てスリッパを履いたわたしは用意してもらっていた椅子に座りました。5人はお互いのスケッチブックを覗いたりしながら「どうだった?」みたいな話をしていました。わたしの方を見る人がいないのは遠慮しているのかな?と思っているとりささんが話しかけてきました。

 

「やっぱりまゆちゃんは可愛いわ。肌もキレイだし。うらやましくなっちゃう」って。わたしが「ありがとうございます」って答えると「ほらね?声まで可愛い。ね?わたしの言った通りでしょ?」って他のひとたちに問いかけるように言いました。するとひとりのひとが「ほんとだね。りさの漫画にでてくる美少女ちゃんみたいだよ」って。りささんは「わかった?あれモデルはまゆちゃんだからね」って。そこからは「ウソ?それってまじでズルいじゃん」みたいなワイワイムードになりました。

 

そこからはさっきよりもリラックスした感じになりました。もちろんみなさん描く時は真剣でしたし、わたしもリクエストされたようにできるだけいろんなポーズを見てもらえるように気をつけました。

 

でもやっぱりポーズしながら余計なことを考えちゃう癖はなおらなくて。わたしひとりが裸になってみんなに見られてるんだって。わたしひとり服を着ることを許されないんだって被虐的なことを考えてしまっていました。そんなこと考えたらまた身体が反応しちゃうのにって思いながら。

 

それに後ろの方でイーゼルに向かっている中川さんは時折わたしに向かって微笑みかけてくれるのですけど。この前の時はデッサンの途中からわたしに迫ってきて。そのままひと晩このひとに抱かれていたんだっていうのをその視線を感じるたびに思い出して。そのことを他のひとはきっと知らないはずなのに。みんなが見ているこの身体はたくさんエッチなことをされたんだよって。わたしはみんなと違って恥ずかしい女の子なんだよって心の中で思っていました。

 

前半が終わったところで中川さんが「ちょっと余裕あるから少し長めの休憩にしようか?」と言われたのでわたしはいったん控室に戻りました。あんまりみんなと親しくなると恥ずかしさが増してしまうと思ったから。それにさっきから恥ずかしいところがかすかに動いてるのを感じていたからです。胸もふくらんで先っちょが固くなってきてたし。そっとあそこにあてたティッシュには染みができてしまいました。

 

「落ち着け。落ち着け」って自分に言い聞かせてアトリエに戻りました。椅子に座ってペットボトルのお水を飲もうとしているとひとりの女の子が近づいてきました。「絵とはぜんぜん関係ないんですけど。まゆさん脱毛ってどうしてるんですか?まゆさんみたいに全部はできないけど夏までにキレイにしたくて。すごいキレイにされてるから。どこでやったのか?良かったら教えてもらえないかと思って」。小声で聞かれたのになぜか他のひとも気が付いたみたいでみんなの視線が集まりました。やっぱりみんな興味は持っていたみたいです。

 

わたしは一瞬固まってしまいました。こういう時になんて答えるのが良いんだろう?って。でも変にウソを答えるわけにもいかないから。「脱毛とかはしてないんです。わたし一度も生えたことなくって」わたしはできるだけの笑顔を作って答えました。質問した子はハッとした表情で「ゴメンなさい。変なこと聞いちゃって。気にしないでね」と言って戻っていきました。その話はそれで終わったのだけど。みんなが目と目で合図を送りあってるのはわかりました。

 

後半は10分×2ポーズを3セット。5人から順番に要求されたポーズをとりました。さっき縮まってきたと感じた彼女たちとの距離また少し広がったように感じました。なんかぎこちなさを感じたし。わたしを見る目が変わったみたいな。もちろん真剣に描いてもらってるのは変わらないのですけど。わたしの肌が受け取る視線にいろんな意味を感じていました。パイパンのくせにヌードモデルなんかやってる女の子ってどんな風に思われてるんだろう。きっと恥ずかしい女の子だって思われてるんだろうなって思いながら。

 

最後のポーズが終わって「お疲れさまでした。ありがとうございました」と言ったわたしにりささんが「これからみんなでお茶しに行くんだけどいっしょにどうですか?」と聞きに来ました。わたしはもちろん断りたいと思いました。でもそれをどう伝えたらいいのか?戸惑っていると中川さんが「まゆちゃんこのあと予定があるって言ってたよね?」と奥から言ってくれました。わたしは「ゴメンなさい」ってひとことだけ言って頭をさげました。りささんは「残念。いろいろお話したかったのに」ってほんとうに残念そうでした。

 

この後まだ続きがあるのですけどもうすぐすずかちゃんが来ることになっているのでいったん終わります。気が付いたらめちゃめちゃ長くなっていますしね。💦

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

良かったら続きものぞきにきてください。

 

それではまたね。

 

まゆでした。

 

 

※ 日記に出てくる名前はぜんぶ仮名です。