こんばんは、まゆです。
後期試験の日程はまだ続くのですが、わたしの履修した科目のうち教室での筆記試験は今日で終わりました。もっと分散してくれた方が良いのにって思ってたけど。終わってみたら集中してできて良かったかな?って。
試験の内容は語学を除いてみんな論述形式だったので「これだったらレポートでも良いのでは?」って思ったけど。たぶん資料なしのぶっつけでどのくらい理解してるか?みたかったんだろうなって思いました。
出来栄えは…案外良い線いってるんじゃ無いかな?って思っています。授業を聞いてだいたいの事は理解できてたつもりだし。それをそのまま書けたと思うので。先生方が重視されてるところをわたしが勘違いしてなければですけどね。^_−☆
ここでホッとしてないで残りの科目。期日までに納得のいくものを提出できるように頑張らないといけませんね。
そんな事を考えているところにまたモデル事務所の林さんからメールが来ました。文面はいつもと同じ「今電話しても良いかな?」です。なんだろ?後期試験中だっていうのは言ってあるし。今日でレポート以外の試験が終わるとは伝えてないのに。疑問に思いながら「だいじょうぶですよ」って返信しました。
「試験期間中にゴメンね」すぐにかかって来た電話で林さんが言ったので「だいじょうぶですけどなにか急ぎですか?」って聞きました。すると「18日のデッサン会のモデル頼んでたけど。テストも終わってるしその後はすぐ帰省するつもり?」って。特に決めて無かったので「しますけどいつにするかは決めてないですよ」って答えました。
「実はまた中川さんがまゆちゃん指名でヌードモデルをお願いしたいって連絡があって。下宿生だから休みになったらたぶん帰省すると思いますよって言ったんだけど。尚のことその前に是非って」林さんの話にびっくりしました。
この前3回目のデッサンに呼ばれて。なんで何度も指名してくれたのか?聞いたら「可愛いからに決まってるでしょ」ってからかわれてるのかと思ってたのだけど。ほんとにわたしのことを気に入ってくれてるのかな?って。あの時の中川さんの優しい目を思い出してドキドキしちゃっていました。
「まゆちゃん。だいじょうぶ?なんかあったんじゃないよね?」黙り込んだわたしを心配して林さんが言ってるのに気づきました。「な、なんにもないです。とても良くしてくださって。ほんとにわたしなんかで良いのかなって」やっと答えると「それなら良いけど。また自分1人で抱え込んじゃダメよ」って。
「まゆちゃんの都合もあるだろうから中1日になっちゃうけど。うちのデッサン会の2日後。20日の土曜日はどうかな?」って。それだったら帰省するにしてもそんなに違いはないのでその日でお願いする事にしました。
「中川さん。今までも新しいモデルをリピートしてくれた事あるけど。こんなに続けてそれも4回連続なんて初めてよ。よっぽど気に入ってくれてるんだね」って言われました。「ただちょっと気にはなるからなにかあったら必ず報告してね」って。
わたしは林さんがわたしの気持ち。中川さんがわたしを見る目をすごい優しいって感じて。それがおにいちゃんと同じだって思ったこと。その時にもし求められたら応えてしまうかもって思った事を見透かされてるような気がして不安になりました。
「別に疑ってるわけじゃないんだけどね」また黙ってしまったわたしに林さんは言いました。「こんな事言ったらまゆちゃんが警戒しちゃうかもしれないけど。画家とモデルってできちゃうことが割とあるんだよね」って。
「そうなんですか」わたしが小さな声でやっと言うと「まゆちゃん19歳になったとこでまだ未成年だから。これでも責任は感じてるんだよ」って。わたしは「ありがとうございます」って答えました。「中川さんは真面目なひとだしまゆちゃんとは親子くらい離れてるけど。それでも独身の男のひとだから一応ね」って。
電話を終わってから考えちゃいました。わたしは優しい中川さんにひかれちゃってる。でももちろん自分から行動するとかは絶対にしないと思う。でもわたしちょっとおバカさんだから。好きなひとに求められたらどうなるか自信が無いです。やっぱりわたしってビッチなのかも知れない。中川さんはわたしのことどんな風に思ってくれてるんだろう?
お仕事引き受けちゃったけどほんとに良かったのかなあ?でもお断りする理由もないし。それにまた中川さんに会えるのを。わたしの裸を見てもらえるのをよろこんでるわたしがいます。余計にダメですよね。あ〜まゆのおバカさん。
でもダメだ。まだ出さなきゃいけないレポートがいっぱいあるんだ。忘れるのはムリだけど今は目の前のことに集中しなくちゃ。
読んでくださってありがとうございました。
それではまたね。
おやすみなさい。
まゆでした。
※ 日記に出てくる名前はぜんぶ仮名です。