まゆの日記

大学4年生 21歳の普通の女の子です。

かほちゃん(仮名)のこと

こんにちは、まゆです。

 

今日は午前中にデッサン教室のお仕事がありました。幸い濡れずに帰ってきたのだけどお天気もイマイチだし午後はお部屋で過ごします。そういえば最近お仕事のこと書いてないから…と思ったのですけど。昨日書いた俊くんの話以上に書かずにいたひとがいることを思い出しました。今日はそのことを書いておこうと思います。

 

ちょうど1年前くらいにひょんなことから同郷(正確には隣の市出身)だとわかってお友だちになったかほちゃんのこと。それからぜんぜん書いてないから覚えてるひとなんていませんよね?

 

ganbare-mayu-chan.hatenablog.com

 

日記に書いたみたいにかほちゃんは奨学金という名の借金を背負うのがイヤで。それにせっかくの大学生活をお金を気にして楽しめないのもイヤだからということで。デリヘルという風俗のお仕事をしていました。かほちゃんは他の一部の女の子みたいにお客さんからお小遣いをもらって禁止されている本番行為はしないっていう風に自分自身に一定のルールを課していたりしていたのもあって。安全なお仕事じゃないとは思うけどそれを否定することはできないなって。

 

わたしは中川さんという事実上のパパがいることはその時点では言えなかったけど。美術モデルという名のヌードモデルをしていることだけはちゃんとお話して。ふたりはお友だちとして付き合ってきました。途中からは幼馴染のあいちゃんも加わって同郷の3人今でも仲良くしています。

 

あいちゃんが加わった時点で彼女がパパ活をしていることもかほちゃんに言ったので。わたしもモデルのお仕事を通じて知り合った中川さんから援助を受けていることをかほちゃんに白状しました。最初に言わなかったことはちゃんと謝りました。かほちゃんは人間だから言いにくいこともあるよねってわかってくれました。

 

そんなかほちゃんですけど今年初めてあいちゃんと3人で会った時に実は年末まででデリヘルのお仕事を辞めたことを言われました。それまでも悩んでたそうなのですけど。コロナのこともあってお金に困った若い女の子がたくさん風俗に入ってきて需要と供給のバランスがだんだん悪くなってきて。安い金額でお仕事を受けるひとが増えてきたり。建前上は禁止になってる本番行為をするのが当たり前みたいになってきたそうです。

 

それにもともと遊んでいた質の良いお客さんほどコロナで遊びを自粛するひとが増えて。反対に買い手市場で安く遊べると思ったお客さんが業界の慣習を無視したようなムリな注文をしてきたり平気で値切ってきたりと。ルールを守ってお仕事をしようとしていたかほちゃんたちには住みにくい世界になってきたことが辞めようと思った原因でした。

 

かほちゃんとしては初めて会った見ず知らずの男のひとに性的なサービスをすることまではわかって入った世界だけど。そのひととほんとの性行為をすることはどうしてもできないことだと言います。でも今の状況だと断っても無理やりやらされてしまいかねないし。そうでなくてもそれをOKしないとお仕事自体が回ってこなくなってきたからだと。

 

わたしもあいちゃんも愛人みたいなことをして男のひとから援助を受けているのにえらそうなことは言えないけど。やっぱり見ず知らずの行きずりの男のひととエッチなんてできないと思ってるから。これまでのデリヘルのお仕事はギリギリ理解できたけど。ほんとうの性行為をしなくちゃいけないのなら辞めるのが正解だと思いました。ましてや危険なことがあってもおかしくない状況になっているのなら。

 

「でもねえ」とかほちゃんはため息をつきました。学生として勉強もちゃんとしながら学生生活も思い切り楽しむにはやっぱり先立つものがないとって。ただでさえコロナ禍でちゃんとしたお仕事は少ないし。授業に出ることができないほどの時間お仕事に拘束されるのもイヤだし。だからと言って卒業後の借金にしかならない奨学金は借りたくないし。どうしうようか?迷っているんだって。

 

「うまく行くかどうかは保証できないけど」としばらく考えていたあいちゃんが言いました。「わたしのやってきたことやってみる?」って。これもずいぶん前に書いたことだからもうその時のことを知ってるひとはいないかもしれないけど。あいちゃんは親とケンカしてまでこちらの大学に出てきて。学費以外は出してもらえない中なんとか生活していくためにパパ活をしています。

 

でも今増えているマッチングアプリとか婚活サイトとかではちゃんとした経済力と社会常識を兼ね備えたパパなんか見つからないからと。高校の頃から自分磨きに精を出してお金持ちで社会的信用があるひとしかパパ候補に登録できない高級デートクラブに登録して。今のパパは3人目だけどとても良いひとみたいで無茶なこともさせられずに高額な援助をしてもらっています。

 

「でもそういうところって女の子のレベルも高いんでしょ?わたしなんかじゃ無理じゃないかな?」とかほちゃんは不安がるのですけど。「わたしのところなんかよりかほたちの大学はステータスがかなり上だし。他のノウハウはわたしが研究した結果を伝授するからきっとなんとかなるよ」って。

 

かほちゃんは風俗のお仕事をするためだけじゃなくファッションのことが好きでいつもきれいにしてるひとだし。ちゃんと勉強してるから話題も豊富だから。きっとやれると思うよとわたしも賛成しました。かほちゃんもじっとしているよりは行動しないとなにも始まらないからということで。あいちゃんの指導で高級デートクラブに挑戦することになりました。

 

それからどんな指導がどれだけあったのか?は二人の間のことなのでわたしは良く知らないのだけど。かほちゃんもあいちゃんのしてきた努力と研究熱心さに感心していました。あいちゃんってもともとお嬢様育ちなのにそういうことにも臆せず挑戦していく行動力があるひとなんだって。なんども助けてもらってるわたしもそういうところはすごいと思っています。

 

かほちゃんのデートクラブへの登録はあいちゃんの推薦もあったのか?は本人も言わないからわからないけど。すんなりとそれもかなり上位ランクでできたみたいでした。でも相手のひとは慎重に選ばないといけないというあいちゃんのアドバイスに従ったのでしばらくは決まりませんでした。お食事くらいのデートは何人かのひとと繰り返したみたいだけど。最終的に今のパパさんと巡り合ったのはもう2年生も終わりになろうという時だったと思います。

 

今のパパさんはかなりご高齢の方で。夜のお付き合いは無しでも良いって言ってらしたそうなのですけど。かほちゃんのことをすごく気に入ってくれて孫娘のように可愛がってくれたので。かほちゃんもパパさんがよろこんでくれるような接し方を考えてデートを重ねていたそうです。お小遣いは約束した以上にちゃんとくれるし。美味しいお店やお洒落な洋服屋さんにも連れてってくれるし。ほんとうに良いひとに出会えたって。

 

そんなある日パパさんが「もしかしたらかほちゃんとだったら。またできるかもしれない」って言いだして。「かほちゃんがイヤでなかったらおじいちゃんの夜の生活に付き合ってみてくれないかな?」って。かほちゃんはこのひとのためだったらいつでも受け入れられるって思っていたのでOKして。どんな行為でもするつもりでホテルに行ったのだそうです。

 

パパさんはいっしょにお風呂に入ってあとは裸で抱き合っているだけで良いからって言ってたのですけど。でもお風呂に入ってかほちゃんの裸を見たとたんにパパさんのあそこは反応し始めて。ベッドに移ってからはベテランのテクニック?でものすごく丁寧に愛してくれて。ちゃんとかほちゃんの中でイってくれたそうです。できなくなってからもう10年以上がたっていて。すっかりあきらめていたパパさんは大感激。「かほちゃんみたいな優しい良い子に出会えたおかげだよ」って。

 

「きっと気持ち悪かったに違いないのに。こんなおじいちゃんのわがままを聞いてくれてありがとう」って。かほちゃんもなんだか泣けてきちゃって「気持ち悪くなんかないです。わたし※※さんのこと大好きだから。いつでも抱いてくださいね」って。パパさんはかほちゃんが卒業するまで。もしイヤじゃなかったら卒業した後もずっと援助させてほしいって言ってくれているそうです。

 

パパ活のことを悪く言うひとは多いと思うし。良くないことが横行しているのも確からしいのですけど。男女の関係って出会う入口の違いだけで良し悪しを決めることはできないんじゃないかな?とわたしは思っています。ちょっと偉そうかな?💦

 

明日はわたしのパパ?中川さんとデートです。どんな風に愛してくれるのかな?笑

 

読んでくださってありがとうございました。

 

ではではまたね。

 

まゆでした。

 

 

※ 日記に出てくる名前はぜんぶ仮名です。

※ 特定されないように設定とか少し変えてあります。